レイテ涙雨
投稿日 : 2019/10/28
その時の印象が深かったのと、何故か、もう一度読みたくなり、県立図書館で借りてきたのが、この本です。
小橋博史著、中日新聞本社刊、昭和57年刊行された古い本でが、レイテ戦を生き残りの兵士からの証言を、まとめられた貴重な記録です。
先の大戦で日本は首都マニラを占領。米国との攻防で兵士や民間人を含め日本人約51万8千人が死亡し、海外の戦地で最大の被害が生じました。
この本では、レイテ戦線の全容が解り、始まりから、敗走する日本軍の動きが、実際に戦闘に参加された元兵士の方の証言で書きつづられています。
大岡昇平の「レイテ戦記」ほど詳しくは有りませんが、戦闘経過が解りやすく且つリアル、具体的に書かれています。
初めて読む方には、良い本だと思います。
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