マルショー500ライラックトランスミッションの修理

 

イメージ 1イメージ 2イメージ 4イメージ 3やっとの想いで、リアカバーが外れ、ミッションを分解することが出来ました。
 
リアカバーを外すのには、ちょっとしたコツが入ります。まずプロペラシャウトに繋がっるラバージョイントヨークとジョイントラバーを外さなくてはいけません。ラバージョイントヨークとスプラインシャフトを固定している17mmのナットを外します。しかしヨークとシャフトがテーパーになっているので3つ又プラーを掛けないと外れません。
 
ラバージョイントを外さないとプラーが掛からないので、まずこの作業から難攻します。ラバーに付く鉄製の金具が錆びて、マイナスドライバーで叩いても、こじても外れません。完全に固着していました。ゴムも劣化して状態も悪く前に進まないので、仕方が無くゴムラバーをカッターで切り離し、シャフトを酸素で炙り取りはずしました。
 
プラーが入るスペースが出来たので、ヨークを引き抜きます。でれでも異常に硬い、プラーでシャフトを反発させながら酸素で熱を加え膨張させるとバキーンと外れました。
 
カバーから突き出ている。メインシャフト後部のクラッチアームその前に付く5円硬貨の様な形のレリーズベアリング プレートを外します。シフトポジション検出用スイッチ、円筒形ベークライト製パーッ シフト保持用シャフト等外せる物はすべて取りはずします。
この状態になっても、中々カバーは外せません。ドライブシャフトとカバーに付くベアリングの篏合が固いので外れないのです。
 
大概の人は、この辺で諦めてしまいます。現にこのミッションもカバーを外そうとした痕跡がありましたが、難しくて諦めた様です。 ここで技として、フロントカバーから、シャフトに付くベアリングを17のデイプソケットで打ち抜きます。シャフトとベアリングごと外す訳です。
こうしてフロントカバーとミッションケースを分離します。

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