古いバイクのミッション修理

 

イメージ 1ミッションケースに付く、給油口
このアルミ製の栓が固くて外れません。
 
以前も同様に、アルミケースと固着して外せず、栓を壊して外しました。
 
今回は、油で濡れていたので固着していないと思っていましたが、予想以上に固く難儀しました。
 
プライアーで摘まんで廻そうものならフインが簡単に折れます。局部的な力を掛けない様にジクを作ります。
外径に近いパイプに切欠きを作り、全体がはめ込めるように加工します。先端を壊れたソケットを勘合させ、ラチェツトハンドルを両手で抑え込みながらゆっくりとパワーを駆けるとパキッと快音とともに緩みます。
如何に部品を痛めずに回転トルクを掛けるかが勝負です。その前段階として、熱を加えたり油を浸透させたりしながら、固着したネジとネジの間に隙間を作ります
 
古いバイクの部品は、補充が効かない為、焦らず慎重に事を進めるのが勘所です。

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