塗装工程
凹んでしまったバイクの燃料タンクの一般的な鈑金塗装工程です。
タンクマーク下側にガードレールで擦りつけられた凹み、横傷がある。ストライプテープが欠品なのと綺麗なので、そのまま再使用する。
凹みの線に沿って、ワッシャー溶接する。
ワッシャーを連結、全体を面で引き出す。
一度に引き出さず、少しずつ引っ張る位置を変えながら元の位置まで引き出す。
小さなひずみは、点溶接し、引き出していく。
溶接面に全体にハンダ付けし、面を慣らす。
研磨、ストライプを残すので、出来るだけ小さく仕上げる。
パテ付けし面出し。
この作業が難しい。素人が行うとなかなか面が出せず苦労する。手で何度も撫で微妙なアールを出していく。
研き上げペーパーで、傷を完全に取る。
サフエサー塗装。
研磨。
マスキング、樹脂。
メタリック塗装下塗り部分に均一にほこり、はじきのない様に、塗装する。
テーピングをはがし、上からクリアを塗装、ツヤ出し。
コンパウンドで塗装面を整え、エンブレム、タンクキャップを取り付け、完成。