ロードインプレッション 記事 64年5月 月刊オートバイ   その3

 

また昼間においてもフラッシャーの作動は、容易に確認できるのであるからねフラッシヤーパイロットランプよりロータリーミツションには、フラッシャーパイロッドヨリロータリーミッションには、サードの位置を示すパイロッランプがあったならばより確実な走行操作ができるのではないかと思われるしまた実用的であろう。サードの位置を示すパイロットをもっていることは、かってのライラック一つの特徴であつたのに…..
 
クラツチとフロントブレーキのアジヤスタースクリュは各レバーの所にあり走行中でも簡単に調整できる。 ホーン、フラッシャー、ライトのスイッチは一体化され左側グリップ基部につけられており操作しやすい。しかしヘッドライト切り替えスイッチの前に倒して上向きになるのは感じとして逆でようであった。
 
輸出モデルのR92STは、サードランプが追加復活している。フラッシャインジケーターは、意味のないものであると思う。このインジケーターを作動させるには、専用の2接点式スイッチかダイオードを回路に組み込ませる必要がある。輸出モデルにはフラッシャ―機構が無い事から、どういう仕様だったのか疑問である。
イメージ 1この車の操縦性に関しては、ドライブシャフトという先入観を持っていた為か特別に癖は感じられずコーナーでの倒し引き起こしにも割合素直である。車の癖よりも左右に張り出したエンジンの方が気になり思い切って車を倒すことができない有様であった。しかしそれは感じただけであり、コーナーヘッドを擦ることはないが、左廻りの時には、意外に早くスタンド部が接地する。
 またこのサイドすたんどは,跨ったままではやや出し難い感じである。またその支点が左シリンダー下という位置的にも前にあることによる。サイドスタンドを立てたまま車に乗ってしまえば足先でチョン蹴り込んでという訳にはいかなくなる。しかしサイドスタンドで地面を擦るようにしながら車を前に押し出せば簡単に後ろに跳ね上がってくれる。もししまい忘れた場合でも割合安全であるともいえるだろう。
またメインスタンドは、非常に重く、建てられるか否かは、その時の身体のコンディション如何に掛っているといえるほどものであった。私が自分のちからで立て得たのは唯一度だけであった。角度的にも一考を要すると思われる。
 だが意外なことにはこの190㎏を車体重量の車の取り廻しには割合軽く、狭い場所への出し入れは車体の大きさに比較して楽であった。このことは、この車の転がり抵抗の少ないこと意味し、ひいては加速の良さや、良好な燃料消費率を生むものと思われる。

«