緊急車両の緊急修理 2

 

イメージ 2イメージ 1隙間の狂ったドアを一旦取り外します。
そして、新品のヒンジを取り付けて、隙間とドアの開閉を確認します。
 
何度もドアを脱着しながら、チリを合せていきますが、ドアは重く、一人では持てないので、アシスタントに手伝ってもらっての作業です。
 
ヒンジを交換しただけでは、上手く収まらず、ドアトピラーの段差が発生しています。
 
これは、ドアの取付け部にも変形が発生し、この取付け部のねじれを取り省かないと何をしても直りません。
 
 
 
イメージ 3
段差が出来たドアとセンターパネル
 
 
この段差を解消するには、少々手間と技術が必要です。
 
加わった力と逆の力を加える事が必要で、その為の治具づくりが鈑金屋さんの仕事です。
 
 
 
イメージ 4そこで考えたのが、壊れたヒンジを利用してドアを修正する作戦
 
壊れたヒンジ部分のステーを分解し、酸素で炙って成形します。
これを定盤に固定しドアを取り付けれる様に細工します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
ドアが、開いた逆の方向に、力を掛けて変形した取付部分のみを修正します。
 
つまりドアが閉まり過ぎる方向に力を加えるのです。
ドアを↓方向に押します。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
初めにドアと床との間の寸法を計っておいてこれを基準に数ミリづつ縮めます。
 
修正してはドアを取り付け確認の手間の掛かる作業を繰り返し隙間と締りを調整します。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
フロントドアも同様に、修正を進めます。
 
もうあと少し地道な作業が続きます。
 

« »