バスの鈑金塗装

 

 幼児専用バスの修理を行いました。車種は、日産です。左リアフエンダーからバンバーまで凹んでいます。通常の乗用車に比べ、鉄板の厚さも厚くボデー構造も頑丈に作られています。
 
ですから、修正は難しさがあります。鉄板が厚い分、パワーを掛けないと出てきません。
 
 
 
  
 
 横から見ると、通常の位置から50ミリほど内側に入り込んでいます。
 
 
2重構造にパネルが作られているので少しぐらいの力で引っ張ったとしてもでてきません。
 
 
 
 
 
  
 では、どうするのか?と言うと
 
まず、リアタイヤをホイルごと取り外します。作業スペースの確保と、ポートパワーを入れる為です。
 
 
 
 
 これがポートパワーつまり油圧ポンプとラムです。様々なアタッチメントとエクステンションポイプを組み合わせて押し出したりします。
 
昔は、これが唯一の鈑金屋さんの道具でした。
 
 
 インナーパネルを一時的に取り外し
アウターパネルを鈑金します。
ハンマーリングと絞りを繰り返し面を修正していきます。
 
今日の作業はここまでです。明日から、この状態ままで送迎を続けます。
 
 
 
 
   
 
 時間の関係上
 取りあえず次の作業日程まで、使用するので、マスキングテープを修正箇所に張り付け、魚の絵でカモフラージュして納車します。
 
 
 
 
 
 
 
 週末の作業再開
 鈑金後は、パテ修正
 
何度もパテ盛り&研磨を繰り返します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 サフエサー塗装
 
 その後研磨、400番の耐水ペーパーで水研ぎします。結構大変、面が出ているか、ラインが合っているか、確認します。修正箇所があれば、修正研磨します。
 
 
 
 
  
 
 まず下色のオレンジを調色して、塗装します。
 
この色は、配合データーの無い色なので、経験と感で合わせていきます。

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