消防車の改造工事

 

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 以前に消防車の改造を行いました。写真があるので、作業経過を書いてみたいと思います。
 
 この車両は、指揮車と呼ばれ、火災現場で、情報を集め、隊員に指示、命令を出す。指令車です。見ての通り荷台半分とその上側が、儀装されおりました。現場での使い勝手をさらに向上させる為に、後部を鉄板で覆い、シャツターを取り付け、後方から、ストレツチヤーを改造した作業テーブルを造るという仕様でした。
 
  
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 荷台後方部分は、消火器、照明器具、リールなどが格納してあります。
 
 
 
 
 
 
 
  
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 左右のシャツターを開けると。シート、三脚、テーブルなど、シャツターの裏側までピッシリ火災現場で必要な機材が積み込まれています。 
 
 折り畳み式、足場が左右、ハンドルが取り付けられ、ルーフ上部に上がれます。
 
 
 
 
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 左右の側面部分には、無線用スピーカーがその下には、無線用受話器が装着されて、消火作業中でも近くの隊員が無線連絡を聞く事が出来ます。
 
 
 
 
 
 
  ここから作業開始                          
 
イメージ 5まず始めに、荷台の扉を取りはずしました。ストレツチヤ-の収納スペースを確保する為に、隔壁を切り取ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
  
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次に収納スペースの棚や柱を、一旦すべて取りはずします。
 
 残っている煽りパネルも切り取ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
   
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左右の外壁用鉄板を合わせていきます。
 1.2ミリの鉄板もこの大きさになるとかなりの重さになります。3方向に曲げを作っておきます。
 
 
 
ストレッチヤーの収納用のガイドレールを取付ていきます。
 
 
 
 
 
 
イメージ 8棚には、取り付け金具が付けれる様に、ポンチングボード用の鉄板を張り付けました。
 
棚の製作と、ストレッチャーのレールを儀装していきます。
 
 
 
 
 
 
古い無線機ホルダー
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以前から使われていた無線機、ACDCコンバーターとスピーカーが、ポータブル様に改造されています。これをストレッチヤー上で取り付けられる様に改造します。
 
 
 
 
 
 
新造した無線機ホルダー
イメージ 10一度、無線機、スピカー、トランスの付属品を取り外し取付位置や使い勝手を考慮し、横型のパネルを設計し、タレットパンチプレス機を使って1ミリの鉄板を切り出します。
 
 
 
 
 
 
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 仮組状態 こんな感じで収まります。
塗装後、パイロットランプ、コンセント
等を組込んでいきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 ベニア板の上で、位置決めを兼ねた脱着が可能か、テストします。
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 左右の外反パネルを取り付けます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リアサイドは、シャツターの取り付けを加工しながら、荷室の改造を行います。
 
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 シャツターと外反パネルの取り付けが終了次に塗装工程に進みます。
完成まであと少し、

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