手動式可搬ポンプの最後

 

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今日、スクラップ場へ鉄屑を捨てにいって見かけたのがこの塊
 
何だか解りますか?
 
消防用手動式可搬ポンプです。
 
現場の人に、何処から持ち込まれたのか尋ねてみましたが
 
「判らない。知らない間に持ち込まれていた…」
 
下ろす時に鋏でつかんだのか水槽タンクの部分がつぶされています。
 
 
 
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昭和25年1月新調と書いてあったので戦後間もなく造られたのでしょう。
 
ポンプ要員は左右に2人、レバーを上下に動かし水を送り出します。吸水は、バケツ等でタンクに補充します。人数及び、非常に手間と体力がいるポンプです。
 
エンジン動力の少なかった昭和30年ぐらいに活躍したポンプです。
 
赤い塗装も剥げ落ち全体が錆びていました60年以上もどこに眠っていたのでしょうか?
 
私が小学校低学年の時、学校の階段下に使われ壊れたこのタイプの手動式可搬ポンプが置いてあったのを覚えています。
 
 
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北川ポンプ工業所と書かれています。
 
 
 
 
 
 
 
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数々の火災現場で活躍した栄光の可搬ポンプ
 
その最後です。

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