九六式軽機関銃

 

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九六式軽機関銃、勿論モデルガン、旧日本軍の兵器 非常に優れた銃だったそうです。
 
私は以前、本物のこの銃を見た事があります。それも現役銃として、今から28年前になりますが、東アフリカのとある国でボランテイア活動をしていた時の出来事です。
 
当時は、軍事評議会が国を統治し、夜は戒厳令が敷かれているぐらい、厳しい軍事国家でした。ですから外国人が簡単には、地方に移動できませんでした。どうしても首都を出なければいけない時は、政府からパーミッションを貰い地方に出るのです。しかし村に入る場所とか、橋を渡る時など、行く先々で検問に出くわします。
 
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勿論、銃を持った兵士が検問するのですが、橋とか重要な要所には、トウチカ陣地が敷かれ、銃眼が通行者を見張っています。
 
とある日、地方隊員のトラクターが壊れ出張修理を頼まれ彼の任地先に向う途中、道が橋に差し掛かりました。
例によって、橋の淵には、土嚢で陣地が築かれていて、その真ん中に、この九六式軽機関銃が据えられていました。ほんの数分間でありましたが、モデルガンでは表現出来ない、使い込まれ、ガンブルーが取れ鈍く光る本物の銃身がとても印象に残っています。
 
当時、写真を撮りたい気持ちは有りましたが、とてもそんな事が許されるシュッレーションじや有りません。….
橋とか軍需施設での撮影は絶対許される訳もなく、大人しく通り過ぎました。
 
もし検問を車で暴走しような事をすれば、容赦なく九六式軽機で滅多撃ちされていたでしょう。…..怖いよ~(日本人ボランテイアが旧日本軍の武器で撃たれたら洒落に成らない。)
 
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どうして、この軽機関銃がアフリカの奥地にあるのか不思議でなりませんでしたが、最貧国であるが故に、いろんな国から武器が入ってきていたのでしょう。当時は、北朝鮮と友好関係があり、多くの北朝鮮人が来ていました。彼らを通じて、旧日本軍の武器が入っていたのかもしれません。
 

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