グアム島玉砕戦記

  

イメージ 1佐藤和正著 グアム島玉砕戦記
 
旅行中は、結構時間が取れ、必ず何冊か持っていきます、その時の一冊です。
グアム旅行の際に、読み物として買った本です。私は旅行先のガイドブック以外にその土地が関係した小説なり紀行文などを読むようにしております。その方がより深く旅行先が印象に残るからです。
旅の始まりから読み始め、津港からセントレア空港島までの船の待合時間、乗船中とずっと読み入ってしまいました。
佐藤和正氏の軍艦物語は、中学ぐらいに読み、それ以来のフアンで、読みやすくまた戦闘記録や兵器の性能等が調査研究されているところが読者をひきつけます。
 
 
イメージ 2グアム玉砕戦記は、全十章で構成され、第一章の遺言は、筆者の取材から始まるドキメンタリー形式から始まる実話で、大岡正平の野火を彷彿させる内容です。楽しい旅の始まりに、この島での激しい戦闘とその後、悲惨な飢餓から来るギリギリの人の尊厳を考えさせられる内容に読みふけってしまいました。特に事件の核心の部分では、父親の肉を何も知らない子供に食べさせる描写 2人の兵士と子供の会話…
 
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あまりの衝撃的な内容にこの章だけは、読み返せませんでした。作者も意図的にこの遺言を第一章に持ってきたのかと思いました。
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南国のトロピカルイメージ、エンターテーメント、 おいしい食べ物,ごちそうが溢れているリゾート島グアム
グアムを訪れる際には、ぜひおすすめの一冊です。この島での今と70年前の現実の差が分かります。
グアム

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