ライラックR92用ダンデムシートの再生

ライラックのシートの再生をレポートします。シート再生でお困り方、興味のある方、参考にして下さい。
まずは現状確認
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車輛に取り付けられた状態
これが最初の状態、50年の歳月と、保存状態が悪かったのか破り縮で傷んでいます。
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艶は無くマルショーのロゴが入っている様にこの車両がアメリカに渡った車両である事を物語っています。
シートを張り替えた時、このロゴも再現しようかと思っています。
一旦車両から取りはずします。前後3か所(前1本後2本)ボルトを緩めると簡単に外れます。
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ライラックのメッキモールは健在、しかし錆が出ています。3ミリのボルトナットで固定されていますが、さび付いて外れません。
 

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50年前のシートにしては、確りとした形を残しています。シートベースがフレームタイプだからと思います。これより新しい車のプレス出来たタイプだと錆で形が崩れている物が多いのが特徴です。
バラバラにしたシート

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慎重にモールのネジを緩めシート表皮を剥がします。モールを取り付けている3ミリのボルトは小さい上に、錆びている為、CRCを塗布しながら熱を掛けたりして緩めていきます。スポンジはこの当時に使われていた赤色の発砲スポンジ、密度が高く結構質感があります。経年変化により劣化しています。
アメリカの乾いた気候の性か、サビは意外と少ないようです。
 
モールのメッキを業者に依頼しますが、日数が掛かるので、出来上がるのに時間が必要です。…..
 

 

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